「スケートの表が前を向いてて、足が揃わずに車輪の上ぐらいに開いてて、いかにもこの後ノッたってカンジのがアツイんスよネ!」
「そんな瞬間は狙えないけど、もっと手前で踏み切ってみてよ。オレは、この辺でトップに来て欲しい」
「ああ、やっぱ連写とかスゴイやつがいいんすか?」
「わかんねぇけど、適当だよ」
「じゃあ今度はもっと前から角度つけて早めにやってみます」
「おし、それでやってみよう」
行くよの合図も無く、彼は勝手にスタートを切る。
こちらとしては、この暗い中でピント合わせするのがなかなかしんどい。
お構いなしに己のペースで、どんどん近づいてくる。
ギリギリでシャッターが切れる。
「どうっスか?」
「なかなかいい感じのやつが撮れたよ」
「あ~!カッコイイっスね!でも、足がもっと開いてる方がいいナぁ・・・」
「オレはこの雰囲気がいいと思うけどなぁ」
「撮影はイイんスよ、スケーターがヘボだな。いや、じゃあもう一度やりますネ」
熱心な彼を前に、「いや、違うよスゲー適当にシャッター切ってるんだ」とは言えず、
「うん、じゃあ今度はレンズ変えてみるからちょっと待って」
こんな調子で瞬く間に1時間が経過。
お互いに何となくイメージが出来ているのだけれども、
何となくすれ違う。
そんな、何となくのアマ的情熱が偶然の産物を産み出していって、
二人のイメージの外にあった新しい「カッコイイ」が見つかる。
こんな風にスナップを撮ったのは初めてだけれど、
面白いものが撮れるとお互いアガちゃって、クセになりそうだ(笑)。
そんな、新鮮な空気も心を開けばこそかなと思う。
ってか、近所迷惑だね。
金曜日, 8月 01, 2008
創作
「スケートの表が前を向いてて、足が揃わずに車輪の上ぐらいに開いてて、いかにもこの後ノッたってカンジのがアツイんスよネ!」
「そんな瞬間は狙えないけど、もっと手前で踏み切ってみてよ。オレは、この辺でトップに来て欲しい」
「ああ、やっぱ連写とかスゴイやつがいいんすか?」
「わかんねぇけど、適当だよ」
「じゃあ今度はもっと前から角度つけて早めにやってみます」
「おし、それでやってみよう」
行くよの合図も無く、彼は勝手にスタートを切る。
こちらとしては、この暗い中でピント合わせするのがなかなかしんどい。
お構いなしに己のペースで、どんどん近づいてくる。
ギリギリでシャッターが切れる。
「どうっスか?」
「なかなかいい感じのやつが撮れたよ」
「あ~!カッコイイっスね!でも、足がもっと開いてる方がいいナぁ・・・」
「オレはこの雰囲気がいいと思うけどなぁ」
「撮影はイイんスよ、スケーターがヘボだな。いや、じゃあもう一度やりますネ」
熱心な彼を前に、「いや、違うよスゲー適当にシャッター切ってるんだ」とは言えず、
「うん、じゃあ今度はレンズ変えてみるからちょっと待って」
こんな調子で瞬く間に1時間が経過。
お互いに何となくイメージが出来ているのだけれども、
何となくすれ違う。
そんな、何となくのアマ的情熱が偶然の産物を産み出していって、
二人のイメージの外にあった新しい「カッコイイ」が見つかる。
こんな風にスナップを撮ったのは初めてだけれど、
面白いものが撮れるとお互いアガちゃって、クセになりそうだ(笑)。
そんな、新鮮な空気も心を開けばこそかなと思う。
ってか、近所迷惑だね。
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