日曜日, 12月 15, 2013

Synchronicity


E-M1;M.ZD12-40mm PRO

たまには勉強もしてみようかと上野で開かれたワークショップに参加した。
恥ずかしながらGBIF(ジービフ)とは何か?知らないままに。
で、何だったかを乱暴に言うと、「これから世界中の生き物分布情報を世界共通フォーマットで集約し、誰でもどこからでも見られる情報を整備して行きましょう。」というはなし、それを取りまとめる組織のこと。

現在日本のデータベースは、ほぼ博物館の標本に基づく情報のみが集約されていて、正確性の担保しつつ入力が行われているという。
ただ、野外で採集された生物が博物館の収蔵標本になって、それがGBIFデータベースに登録されるまでにはかなり時間がかかり、決して取り回しがいいデータベースではないことは明らか。データ量もまだまだ足りていない。
深く関わっている方もその辺は重々承知で、ではどの様にデータの質を担保しながら観察データもデータベースに取り入れるかが目下の課題のようだ。
正直僕は、現状このデータベースは「使えない」データベースだと感じる。ただ、世界標準にしていくという高尚な目標には協賛できるし、アセ男としては、己の鬱屈したチカラをこういうところで役立てられると思うとキュンとなる。
しかしここでもう一つ問題。現在は個人のデータを吸い上げる仕組みが無いとのこと。「ええっ、」と思うもつかの間。
『データペーパー』という抜け道があると教えていただいた。
生態学会のEcological Research誌では、今年7月からデータペーパーの掲載を始めたという。このデータペーパーというもの、恥ずかしながら僕は知らなかったのだけど、説明を聞いた限り生物分野においては、確認種情報をまとめたもの(=確認者、確認日時、等を含めた確認種リスト?)であり、これからは基礎のデータについても学会で拾いあげていくという流れになっているようだ。
インセンティブは、「データを公開することも個人や研究機関の業績となる」(論文と同等とか。。)ことだという。
そして、GBIFの日本ノード(JBIF)では、このデータペーパー作成を全面的にサポートするつもりであるとのこと。個人的には大変興味深い話なので、ささやかながらも是非協力したいところ。
なお、このデータペーパーの書き方は、来3月の広島で行われる生態学会の大会で詳しく説明されるらしい。


前置きが長くなったが、たまたま思いつきで参加したその会、休憩時間にフラフラしていると見覚えがある顔が一つ、そしてもう一つ
あれれ???北海道の諸氏がなぜこんなところに、そして二人とも僕と同い年かつ若かりしころ僕が人生の目標としている?学芸員というポストについているチクショーな奴ら(褒め言葉)なのである。
わざわざ北海道の片田舎からここまで来る姿勢は同期ながら尊敬するなぁ。

で、会が終わった後その二人の他ワークショップの主幹の打ち上げに参加させてもらい、普段なかなか揃うことが無いであろうメンバーで最先端の話やら馬鹿な話やらで盛り上がり、とても充実した時間を過ごさせていただきました。
飲み会に来ていたヤマケイさんには是非採算度外視で「日本の淡水魚」の最新版をつくって頂きたく。。


参加するまではこんな展開になるとは全く想像していなかったが、外に出かけてみるのも大事だなと感じた一日だった。


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