
E-M1;M.ZD60mm MACRO
デスクワークが増えるこの時期、毎年腰痛になるのだが、今年は特に腰の左側の痛みが左足の脛の外側にかけての痛みに変わっていたので、これはちょっと嫌だなと昨日、近所の鍼灸院に行った。
僕は指圧ならちょくちょく行くのだが、鍼灸は初めてのこと。
昨年夏に僕の近所に店を構えた鍼灸師は、事前にホームページをチェックした分には、鍼灸や按摩の免許のほか、トライアスロンをやっていてスポーツのトレーナーの講習を受けているような人。まあ、対面した瞬間に一目見てわかるいかにもバネがありそうなアスリート体系の、爽やかな男性だった。
先ずはTシャツとパンツの姿になって全身のマッサージから。
無口で気遣いが完璧ではない感じだが、マッサージやストレッチはとてもいい感じだった。
腰や肩の凝りは針がいいよすすめられたので、では針をお願いしますということになり、じゃあ今度はパンイチになれと。
想像はしていたけどこの密室でおっさん二人そして僕はパンイチ。なんか妙な空間だ。
まあいいやと、パンイチでうつ伏せになった僕の背中に間も無く針が打ち込まれる。
うつ伏せなので見えないが、どうやら鍼灸師は先ず指でツボを確認し、プスっと針を刺すという工程で作業が行われている。
驚いたことに痛みがほとんど無い。鍼灸師の手の振動や触感で、刺されているんだなと感じる。特によくわかるのは、鍼灸師が針を打ち込む時のトントントンという振動。この時に何が行われているのか、想像すると少し恐い。
この恐さと、たまに感じるチクっという感覚のため、刺されている最中は完全にリラックス出来るものではなかった。
痛みを恐れ、次に針が打たれるであろう部分に神経を集中してしまう。笑
左右ほぼ対称にふくらはぎから始まり、腰、背中の順に針が打ち込まれていくこと5〜10分経っただろうか(実際は何分かわからない)。針が一本打ち込まれる毎に恐れが蓄積され、精神的に消耗していく。
そもそも、10本ぐらい刺されるのだろうと勝手に想像していたのだが、それよりもずっと多い。針一本ずつに対してずっと恐れに耐えているのだから、予想よりも多くなってきたあたりから「もうやめて〜」と言いたくなったのは正直なところ。
いったい何本打つのだろうかと鍼灸師に聞きたかったが、下手に話しかけて失敗したら嫌だと歯を食いしばっていた。笑
そしてまだ終わらない。背中から肩へを経由し、頸部に4,5本刺さったところで鍼灸師の手が止まった。
気分はさながら針立てのよう。
「このまま少し待っていてください」と言われ、まだドキドキしながら数分を過ごした。
これは抜かれる時に本数を数えねばと思い至って、数えてみたところ恐らく19本。
多いのか少ないのかわからんが、まさに針立てのようだと思った。
恐らく全部抜き終わったであろうその直後、右半身を上にするようにと言われ、上にしたところまた針が!!今度は首やら耳の横やらプスプスと。
この間また我慢の時間を強いられる。僕が子供の頃だったら本当にギブアップしていただろう。笑
右側が終わり、次は今刺した方を下にして左半身を上にするようにと言われた。
「??!」針、今、刺さってんじゃないの??なんか少し異物感があるんだけど下にしていいの?????
と声にならない悲鳴をあげていた。だが、鍼灸師は冷徹に何のためらいもなく逆を向けという。
きっと画鋲みたいな針が刺さってるんだろうと、思い切って指示の通り動いてみた。
いざ下になった右側には異物感があるものの、痛みというものは何も感じない。
上になった左の耳の後ろや首をまたもやプスプスやられて、「これで終わります」と鍼灸師。
えっ、抜いて、針、抜いてという僕の心の内を見透かしたかのようなタイミングで、「もう針は刺さってませんよ」と。
どうやら一本の針でプスプスやられていたらしい。でも何だろうこの異物感。
鍼灸師は続けて、「針を刺した場所は、しばらくぼーっとするかもしれませんが、じきになんともなくなりますよ。既に効果はあると思いますが、明日の朝あたり体が軽くなると思います」と。
確かに両耳あたりに異物感を感じるものの、施術前に感じていた肩や腰のダルさや痛みが不思議と消えていて変な感じ。
数十分後には耳の後ろの異物感も消え、翌朝と言われた今朝は、確かに前かがみになった時の腰の痛みがかなりマシに。
針を刺されてダメージを負っているのはずなのに、腰も足も肩も楽。
これはすごい。なぜだろう。狐につままれているようだ。
針を刺されている時は本当にドキドキだし、あんなにいっぱい針を刺されるなんてもう嫌なのに、また辛くなったら行こうと思ってしまう。それぐらい体が楽。
なんだこれ。笑
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