
3日目。
本日は昼頃出発で再度キラウエアに行くツアーが予定されていたのですが、午前中に余裕があるため昨日の晩に「明日は朝食前にホテルの前の海に行こう」という話になり、眠い目をこすりつつもシュノーケルやらカメラやら海パンやらを装備して、朝6時半過ぎには部屋を出て歩き始めました。

海まで歩いて来ると流石に日の出間もないこともあり、気温もやや低め(恐らく20℃前後)。
それでも地元のアクティビティー担当の人?と思われる人たちが、砂浜で腕立てをしていたかと思うと船を漕ぎ始める。
元気なやっちゃ。ハワイアンのパワーの片鱗を見た気がしました。
まあ、こちらも遊びにきた訳ではないので(いやいや、遊びにきてますよね)、早速ゴーグルとシュノーケルを付けて入水。
まだ水が冷たいけど、夢中になっているうちに日が昇って暖かくなるだろうと希望的観測の元、少し我慢我慢の子。
いざ顔を水に浸けて魚を探し始めるも、なかなか見つからず徐々に体温も奪われ、うーむと思っていた矢先です。
何やら私の目の前を横切りました。視界に黒い影が。
「ハっ、ハコフグですぅーーっ!」
写真には納められなかったのですが、恐らくクロハコフグ。チョロチョロと私の視界の先を行っていなくなりました。
この一つの出会いから俄然、「このビーチには魚がいるぜ感」が私の中で高まり寒さを忘れ始めます。
そろそろ寒くて辛くなってきているであろうワイフに、「魚を見た!」と激励?の言葉をかけ魚探しにもどります。
すると間もなく視界に複数の何かが、目を凝らして見ると…

細っ!
これは恐らく何とかヤガラという魚だろうと、尾行を続けパシャリパシャリと数枚を撮影。
(その後調べたところによると恐らくアオヤガラ。)
妻は、この魚を見たあたりで甲羅干しに陸へあがります(お疲れさまでした。海への早い復帰をお祈りしております)。
で、この後から長いのが私の真骨頂。
他にも幾つか魚を見つけて俄然没頭し始めます。

何やら分からんけど、チチブ属みたいなハゼを見つけてパシャリ。
(その後調べたところ恐らくCocos frillというチチブとは別属のハゼ)

岩の隙間にいる白いとげが奇麗なウニをパシャリ。
(その後調べたところ恐らくナガウニの仲間)

体が赤くて、あご髭が2本ある妙な魚もパシャリ。
(その後調べたところ恐らくホワイトサドルゴートフィッシュの幼魚)
波に揺られながらパシャリ。
波に持って行かれながらパシャリ。
波に視界を奪われながらパシャリ。
もういい加減寒いけどパシャリ。
実際は私のカメラ、シャッター音パシャリなんて聞こえないけどパシャリ…パシャリ……
で、もう寒い!
と陸に上がり、待っていた妻にこう言う訳です。
「お待たせ、寒いね。おなか空いたね。もどろっか、魚いろいろ見たよ!条件(腕)が悪くあまりちゃんと写せなかったけど」

さて、おなかを空かせたオオカミのような我々が朝食を摂ります。
バイキングに並べられている種類も少ないこともあり私のプレートには案の定野菜がありません。
(卵は完全栄養食だからいいの。野菜は要らないの。と自分に言い聞かせつつ。)

食後にはコーヒー。そこで気がついたのですが、テーブルの上の籠に入っている砂糖、5種類もあります。
気になって並べてみると、いわゆる普通の砂糖。この他にカロリー0の砂糖が数種類とカロリー少なめの砂糖。
なんでこんなに砂糖あるのかしら、アメリカンは「今朝はこの砂糖の気分だな」と選ぶ文化があるのでしょうか。
入れるなら入れる、入れないなら入れない。そんな決定しか普段していない私には少し不思議で面白く感じられました。

朝食を食べ終わったのが10時少し前。
お昼まで広いロビーでしばらくぶわーっとしました。
朝から比べると、風も暖かくなりロビーの日陰が心地よく、藤で編まれた椅子もこれまた心地よく、空は青いし海も青いし、あー、このまま一生ぶわーっとしててもいいやと。リゾート地へ旅行して、ホテル滞在のみで帰る人の気持ちがわかりました。
サイコーだぜリゾート。アロハ〜アロハ〜♪

昼。スーパーでの買い置きを部屋で食べ、ツアーに向けて約束の時間に集合した私たち。ホテル入り口でバスを待ちます。
バスを待ちます。
バスが来ません。
高そうな車(リムジンタウンカー)が来ました。
バスが来ません。
さっきの高そうな車から人が降りてきました。
その人はどうやら私たちの名前を呼んでいます。
行ってみると、
「今日はお二人です」。
「なっ、お、え??この車?!」
しゅ、しゅごい。と我々二人は面食らっていると、ホテルの日本語カウンターのおばちゃんも何事かと外へ出てきて、ツアー会社のガイドさんと話し始めました。
えー、こんな車で行くツアーもあるのね、私驚いちゃった。とホテルの人(エツコさん)。
ええ、少人数の時はこんなこともあります。とガイドさん(クリハラさん)。
ここから二人の話は脱線し、ホテルの人の旦那さんの話になったりガイドさんの息子さんの話になったり。笑
僕らにはそんな地元の人たちの会話が新鮮で、少しの間楽しく話を聞いていました。

さあ、キラウエア火山と星空のツアーへ出発。
ソファーですか?というような後部座席に僕らは乗り込み、昨日と同じ道を北へ。
2回目の道ではありますが、前日に気がつかなかったところがあちこちに見られこれはこれで楽しい。

昨日と同じくパーカーランチショッピングセンターで休憩。
ガイドのクリハラさんによると、ここは牧畜が盛んなパニオロ(カウボーイ)の町。メキシコからの移住者が多く、スペイン語で話すカウボーイを見てパニオロというようになったとか。

パーカーランチショッピングセンターから更に車で30分ほど。
ホノカアという町のTex Drive In & Restaurantに立寄り、地元で人気の「マラサダ」というふわふわの揚げたてパンのようなドーナツのようなものにチョコだのクリームだのを中に入れる(入れないものもある)お菓子を食しました。
お昼ご飯の後でお腹が満たされていたのですが、美味しくてペロっと入りました(私は)。
明らかに高カロリーなマラサダですが、地元の人にも人気で5〜10個は入りそうな箱で買って帰るような人も普通に見られました。
美味しいもんね。

マサラダで満たされた後はヒロを目指して再び北岸の道路を移動。
左手には、海、右手にはユーカリ植林。
なんでもユーカリは紙の原料として植えられたが、価格が高いため現在はあまり使い出が無いとか。

ヒロに到着。昨日は寄らなかったカメハメハ王の銅像。この日のヒロは晴れ渡っており、クリハラさん曰く、こんなに晴れている日は珍しいとのこと。ラッキーです。

昨日寄ったビッグアイランドキャンディーズに寄って先を目指します。
ここまで3時間ほど。
日本→ハワイの後、ハワイ島一周をして当日の朝は海に入ってと、我々も流石に疲れていたのですがリンカーンは快適、座ってても殆ど疲れません。これまたラッキーでした。

さあ、本日のメインイベント、キラウエア火山です。
昨日は昼の火口を覘いただけでしたが、本日はまた別のルートで溶岩が流れ出した島の南側の海岸まで一気に車で降り、溶岩の上を歩きます。
山を下り始めて見えて来る景色。一面の黒いものが全てキラウエアから流れ出た溶岩です。
この景色には圧倒されました。
いままで一体どれだけの溶岩が流れ出したのだろうか。

溶岩の上を歩く通称ラバウォークの開始地点。
アスファルトの道の上をいきなり溶岩が覆います。
この道沿いにあと20kmほど行けば今現在も海に流出している溶岩があるとのこと。

視界一面に広がる溶岩。溶岩の波打つかたちがそのまま残っており、ここで起こった出来事に思いを巡らせて、すごいところに来たと何度も思ったのです。
遠くに見える斜面の上から流れ出ていた溶岩、当時は溶岩の滝が出来ていたのだろうか。

数十分溶岩の上を歩いて車へ戻る途中、現地でネネと呼ばれるハワイ固有種の鳥(コクガンの仲間)が僕らの目の前を横切って行きました。
今日は本当についてるなぁ。

ラバウォークの後は、日が落ちる前に火口へ向かい、日が落ちてからどんどん色づく始める火口を眺めます。
色づくというと語弊がありますが、暗くなると火口の溶岩の赤色が白い蒸気に反射して赤く光っているように見えるのであります。
赤い火口に加え、右手を見るとマウナロア山の美しい稜線が見え星や月が見えます。
この景色、「なんも言えねぇ」。
標高1300mのキラウエア、日が落ちると流石に少し冷えてきますが、そんなことも気にならないくらいにただただ火口を眺めていました。

日没後しばらく火口を見て、キラウエアを降り再びヒロへ。
ヒロのスーパーの駐車場でツアーで用意されたお弁当を食べ、ホテルへ向かいます。
が、ツアーはまだ終わった訳ではありません。
ホテルへ向かう途中マウナケア山の山麓(と言っても雲の上)に少し寄り道をして星空を見ます。
南十字星、蠍座、白鳥座、髪座、小熊座、大熊座、北極星、アンタレス、シリウスなんやかんや。
星がめっちゃくちゃ見えます。
北海道、サロベツなんかでもすごい星空が見えた記憶がありますが、
ガイドさんに説明してもらったおかげか、空が近い為かそのとき以上のインパクトがあります。
これまた、すごいところだなぁと。
星空をひとしきり見た後、ホテルへ。ここまで10時間強。
途中たまらず寝てしまいました。
クリハラさん、本当にありがとうございました。
4日目につづく
(つづき過ぎ?)
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