
話は4日目の午後。
午前中にコーヒーを堪能した我々、午後はマウナケアからサンセット+星空を望むツアーに参加していました。
この旅行は、3日目までのツアーが特典で付いていたのですが、4日目については、終日フリーだったところに己で追加注文して昨晩もみた星空をまた見ようという試みでした。
星空は3日目のツアーでも見ているのになぜまた見るのか?
一番はハワイ最高峰のマウナケア山頂(4205m)へ行けるチャンスだったから。
このチャンスをみすみす逃すの?行くでしょ!
という訳で、実は3日目の午前中に急遽この予定を組んでいたのでした。

行きはもうおなじみのカウボーイの町、ワイメアで休憩後、進路を南にとってマウナケアの西手の道路を進みます。
途中、景色がいいところでバスを降りて休憩を織り交ぜながらマウナケア中腹(標高2800m付近)にあるオニヅカビジターセンターを目指します。
(雲の奥に見えるのがハワイで2番目に高いマウナロア標高4169m)

ここにも新鮮な?溶岩。
奥がマウナロア。とてもなだらかなので、決して高い山に見えないのがヤツのすごいところです。
ここでは、別動のツアーに参加していた私と同じカメラを持った日本人カップルの写真を撮って差し上げました。
マウナケアの南まで来たバスは今度、サドルロードと呼ばれる南から頂上へ向かう道に入ります。
ちなみにマウナケアは『白い山』(雪が積もるから)、マウナロアは『長い山』という意味のようです。でも、マウナロアも白くなるよね?という屁理屈はいいのです。

サドルロードを上り始めて10分ほどで標高は2000mを越えます。
バスの中で、ガイドさんが「寝たら高山病で息が止まるかも知れないので先は寝てはなりません」と参加者に伝えます。
最初はそんな大げさなといった空気がツアー客の年配達に流れていましたが、ガイドさんが繋げた次の言葉で緊張が走ります。「昨日は2人救急車で運ばれました。救急車の代金は自腹です。」
そうなんです、ガイドさんが言ったのは嘘ではなくて、確かに昨日我々が星を見にこのサドルロードに少し入って来た時、立て続けに2台の救急車とすれ違いました。その時はクリハラさんから一回救急車呼ぶと9万ぐらいかかるような話をきいたなぁ。
なので、ああそうだったのかと合点が行きました。
そんな話を聞きながらバスはどんどん坂をのぼって標高2800mのオニヅカビジターセンターに到着。
僕は申し訳ないぐらい星に興味ないのですが、恐らく世界中の天文好きの方々にとっては憧れの?場所なんだろうなと。

このビジターセンターで、1時間ほどの時間を与えられ、夕食のお弁当を食べながら体を慣らします。
早くも雲の上にいるのだ。
長ズボンに長袖Tシャツ1枚では寒い感じ。僕は先を見越してここでインナーダウンとレインウエアの上下を出しました。
また、なんでもビジターセンターの敷地の先に、世界で3カ所(ヒマラヤ、マウイ島、ハワイ島)にしか分布していないシルバーソードという植物があるとのことで、食事を済ませた我々は探検に出かけました。
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ビジターセンターの敷地から柵の扉を開けて外に出ると、直ぐに見つかりましたシルバーソード。
寄りで。
這いつくばる寸前のようなアホな格好で写真を撮っていると、先ほど記念写真をとって差し上げたカップルが近づいて来て、奇麗な植物の取り方を教えてくれと。
何か適当なアドバイスをしてしまったような気がするのですが、思い出せません。あしからず。

寄り過ぎで分からんと思うので全景を。
観光客も多いし、どうやらしっかりと管理されているようで、一株毎に石のサークルで囲まれていました。
周りには灌木が少しあるぐらいで、基本は荒れ地のような感じで砂の上にいきなり生えている印象です。
植物が火傷するから決して触ってくれるなとガイドさんが言っていました。
正直なところ個人的には、妙な植物だし、妙な分布だなと思いましたが、それ以上このマテリアルに対する興味は、、残念ながら。
でも帰ってみて調べると、どうやら大層妙な花をつける様子。見てみたかった。

さて、ご飯を食べて写真を撮っていたら、割とあっという間に時間が来てしまい再びバスに。
マウナロアがよく見えます。そして周りの小山の様なでこぼこがまた火山であることを感じさせる形をしていました。

30分も進むと宇宙的な感じの建物が見え始めました。もうここは4000m付近。
ここで一度休憩がてら外へ出ます。

うーむ、コレが望遠鏡か。どこの国のものだろうか。(天文ファンの人たち、なんかごめん。)

一応、足元の砂利なんかも撮っておくといいかと思い、屈んで写真を撮ったその直ぐ後に異変が。
そうなんです。酸素が薄く、立ち上がると急に立ちくらみ。
いや、立ち上がるときの立ちくらみはしばしばあることですが、この時のクラクラ具合は別格。
「あれっ、フラフラするし気持ち悪いぞ」と。
これは気を抜くとヤラレルなと、この後から無駄な動きを自粛する方針に転換。

バスに戻り、ダブルスコアやばいなと考えていました。(これまで僕の最高到達点は2200mほどだったので)
たかが4000mで、屈んで立ってをしただけなのにこの体たらく、エベレストに登ることがどれだけ困難なことかと、世界を感じた瞬間でもありました。
そうこうしている間にもバスは上ります。雲よりも大分高いところまで来ました。
っつーか、こんなに楽に来ていい場所なのか?

ホテル出発から4時間弱、遂に目的のマウナケア山頂付近に到着しました。
いい具合に日も傾いています。
記念の影マウナケア。(写真右のピークが本当の頂上のようです)

西側の太陽はこんな感じ。もうすぐ雲の中に沈みます。
イソイソと皆がいるビューポイントの方へ移動してパシャリパシャリしていると、目の前に記念写真を撮っている中年日本人カップルがいました。
こんな時は、撮ってあげて撮ってもらう。そんなことがやりやすいので声をかけました。
すると概ね予想通り、一部予想外のこんなことがありました。。
「写真撮りましょうか?」僕。
「ああ、いいんですか?お願いします」男。
「じゃあ、折角なので恥を忍んで。」男
「僕らのキスの唇の間にサンセットを入れて欲しいんです。」男
・・・ようわからんけどこういうことらしい・・・
「わっかりましたっ!」僕。
(心の声「お、、おう、わかった。それが好きなら、それが幸せならわかった。そうするよ。でもおたくらアレか、オタクか?そういう漫画とかそういうのが共通の趣味でそれが結婚のきっかけか?あ、でもそんなんいいか。それで幸せなら。それがしたいって思い切って言えることがいいとこだよね☆折角ここまできたんだもんね!!ビバサンセット、ビバサンセットキス!マハロ〜」)
パシャリパシャリ。
「ありがとうございます」男、女。
「いえいえ、じゃあこちらもお願いします」僕。
「はーいじゃあキスして」男。
(オタクなに言っちゃってんの?)「いや〜僕らはこれで」僕。(普通に肩を組む程度)
「はーい、じゃあ撮ります」男。
パシャリパシャリ。と、ね。

もう沈みます〜。左側の四角く見える建物が日本の「すばる望遠鏡」。右がアメリカの「ケックⅠ天文台」。

夕暮れ。すばる、ケックⅠ、ケックⅡ

北西の方向。左がNASAの赤外線望遠鏡施設。右は、なんだろう?

もう一回。すばる、ケックⅠ、ケックⅡ

イギリス赤外線望遠鏡。

恐らく、午前中に行ったコナのフアラライ山上空にかかる雨雲と夕暮れの余韻を楽しむ観光客。

少しバスで降りてきました。完全に暗くなるまでもう少し。再びすばるとケック。

さて、月が出て一面の星空が。
何回見てもすごい空でした。
5日目(フリー最終日)につづく。
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